ずっと
昔からあったもの
私の心の奥底の深い深いところに
他のものたちの下の方に隠してあったもの
その存在に実は気がついていたのだけれど
無いふりをしていた
気がついてはいたけど、
それは単なる石と一緒で
他の沢山の石たちと変わらないだろうと
そんなに大したものではないだろうと
思い混んでいたもの
でもたまに、
ここにいる事に気がついてよ
と、ぴかぴかと光らせてくるけど、
知らないふりをしていたもの
その小さな石の存在をやっと認めて、
その石を奥底から掘り出して
手にとってみた
そしたら、その石は私が思っていた以上に丸くほんのり光っていた
やっと掘り出してくれたのかと言わんばかりに
そして私はその石を自分の1番好きな窓際に置いた
そっと置いて、壊れないように大切に扱いながらも、その石が私の人生の何を変えるのかはまだ分からないのだけれど、
とりあえず、窓際に飾る事にした
その石に少しだけ光を当ててみる事にしました